2013 Fiscal Year Research-status Report
RI標識抗HIF-1抗体を用いたラット急性心筋梗塞のイメージングに関する研究
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23791452
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
福島 賢慈 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (50408613)
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Keywords | イメージング / 小動物実験 / 虚血性心疾患 |
Research Abstract |
心筋梗塞における低酸素誘導因子(Hypoxia-induced factor-1= HIF-1)の発現と心筋代謝の関連とその経時変化をアイソトープ標識抗HIF-1抗体を用いて画像化を試みた。虚血再潅流を行った急性心筋梗塞モデルでの虚血部のイメージング化に成功後、亜急性期でのイメージング化が困難であった。イメージングの際の深麻酔下の酸素化が不十分であることが考えられ、酸素モニターを併用することで実験は安定と再現性を確保できた。抗HIF-1抗体イメージングは放射カウントが低くイメージングには成功したが描出は拙劣であった。引き続き慢性期モデルでの検討を行ったがやはりイメージングは困難であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
亜急性期~慢性期の心筋梗塞モデルで抗HIF-1抗体イメージングが困難であった事態について、虚血の重症度が関与している可能性が考えられた。開胸術時に左前下行枝のより中枢側で結紮しより重症の虚血を反映するモデルを作成したがその結果、心源性ショックと考えられる術後覚醒しないラットが数匹で見られた。現在同モデルで急性期ではより強い鮮明なイメージングが得られるか検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
亜急性期~慢性期でのモデル実験が困難であると、当イメージング手法は急性期の虚血性心疾患の検出には有効な可能性がある。今後は臨床応用の可能性を検討すべく、虚血重症度との関与を評価する方針とした。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
急性期モデルでの虚血重症度を軽症、重症に分けてのイメージングが可能か検討する必要が生じたため。また抗HIF-1抗体及び実験ラット、イソフルランの継続購入が必要であるため。 開胸時の冠動脈結紮においてより近位部の結紮モデルと、心尖部よりの遠位部結紮モデルを作成し、抗HIF-1抗体イメージングの再現性および虚血重症度評価が可能かを検討する。
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