2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23791457
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
中谷 幸 関西医科大学, 医学部, 助教 (10533424)
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Keywords | 経皮的穿刺 / CT透視 / インターベンション / 低侵襲治療 / 放射線防護 |
Research Abstract |
[研究の実施内容] 下記のようにH24年度の実施計画に沿って穿刺支援デバイスの改良を行った。 ・防護シールド上のレールの改良:アクリル製の枠に鉛シートを貼付した半筒形の防護シールド上にCT断面と平行にアームが走行できるレールを設置している。アームの走行の安定性を向上させるため、2列のレールの位置を調整した。また、これに加えてアームの土台の幅を拡大し両端に小さなキャスターを取り付けスムーズにアームが移動できるようにした。・穿刺支援アーム:前年度の実験時にアームが操作中にCTガントリーに干渉することがあったため、アームの動作が制限されないようアーム支柱の高さや長さを調整した。操作時にアームにかかる力が予想より強く、アームの土台の固定が不十分であったため関節の動作が安定するようにアーム土台部分の部品を変更し、レール上の滑車との接着部を拡大して固定を強化した。また、スティックを固定する部分の強度が不十分であったため部品を変更し、操作時にスティックの角度が変わってしまわないようにした。・スティック:アクリルを用いて作成した。形状はH23年度に行った穿刺実験を基に改良した。 [研究の意義・重要性] 前年度の実験を踏まえて、作成したデバイスの可動性、操作の安定性を改良した。アームに加えた操作がスティックに無駄無く伝わり、手技の動作がスムーズに行えるようになった。改良により、より精度の高い操作ができるようになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
H24年度の実施目標はH23年度に作成した穿刺支援デバイスを穿刺実験の結果を踏まえて改良を行うことである。また、改良したデバイスを用いて仮想手技実験を行い、手技に伴う術者の被曝量の測定を予定していた。前年度の穿刺実験をもとに穿刺支援デバイスを改良し操作性、安定性を向上させた。穿刺支援デバイスの作製は概ね計画通りに進行できたと考えられるがデバイスの改良に予定より期間を要し、仮想手技実験、術者被曝の測定に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
H24年度に改良したデバイスを用いてファントムを用いた仮想手技実験を行う。この仮想手技実験はH24年度に行う予定であったがデバイスの改良に予定より期間を要し、H25年度に行う予定となった。実験に際して必要な研究費はH24年度の次年度使用額を合わせて使用する。また、術者の被曝を評価するため仮想手術実験における散乱線量の計測をTLD素子を用いて行う。仮想手術を行い実行可能性を検証した後最終的には豚を用いた動物実験を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
改良したデバイスとファントムを用いてCT透視下で仮想手技実験を行う。CT透視下手技における術者の被曝量を評価するため散乱線量の計測をTLD素子を用いて行う。
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