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2013 Fiscal Year Research-status Report

CT透視下穿刺支援デバイスシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 23791457
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

中谷 幸  関西医科大学, 医学部, 助教 (10533424)

Keywords経皮的穿刺 / CT透視 / インターベンション / 低侵襲治療 / 放射線防護
Research Abstract

[研究の実施内容]
下記のようにH25年度の実施計画に沿って穿刺支援デバイスの改良を行った。
・防護シールド上のレールの改良:アクリル製の枠に鉛シートを貼付した半筒形の防護シールド上にCT断面と平行にアームが走行できるレールを設置している。アームの走行の安定性と強度を向上させるため、2列のレールの位置調整と補強を行った。また、操作性の向上と術者被ばくの低減を図り、CTの照射野から距離を離して術者の立ち位置に近い場所に位置を修正した。・穿刺支援アーム:実験時にアームが操作中にCTガントリーに干渉することがあったため、アームの動作が制限されないようアーム支柱の高さや長さを調整した。アームの動作の自由度を向上させるためにアームの土台の関節部の部品を自由関節を持ったものに変更した。操作時にアームにかかる力が強いため、アームの土台をアクリル板で補強し、安定性の向上を図った。穿刺針やスティックなどのデバイスを把持する部分の部品はCT透視時における画像のアーチファクトが強かったため、アーチファクトの少ない素材のものに変更した。
[研究の意義・重要性]
H23年度の実験を踏まえて、作成したデバイスの可動性、操作の安定性を改良した。アームに加えた操作がスティックに無駄無く伝わり、手技の動作がスムーズに行えるようになった。改良により術者被ばくの低減と操作性の向上が得られ、より精度の高い操作ができるようになった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

H25年度の実施目標はH23年度に作成した穿刺支援デバイスを穿刺実験の結果を踏まえて改良を行うことである。また、改良したデバイスを用いて仮想手技実験を行い、手技に伴う術者の被曝量の測定を予定していた。穿刺実験をもとに穿刺支援デバイスを改良し操作性、安定性、CT透視下における視認性を向上させた。穿刺支援デバイスの作製は概ね計画通りに進行できたと考えられるがデバイスの改良に予定より期間を要し、仮想手技実験、術者被曝の測定に至らなかった。

Strategy for Future Research Activity

H25年度に改良したデバイスを用いてファントムを用いた仮想手技実験を行う。実験に際して必要な研究費はH25年度の次年度使用額を合わせて使用する。また、術者の被ばくを評価するため仮想手術実験における散乱線量の計測をTLD素子を用いて行う。仮想手術を行い実行可能性を検証した後に豚を用いた動物実験を行う。3方向からアプローチし胆管と胃へアプローチし経皮的に胃と胆管をバイパスする。術者の被曝を評価するためTLD素子による被ばくの計測を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

改良したデバイスを用いてファントムを用いた仮想手技実験を行う。この仮想手技実験はH25年度に行う予定であったがデバイスの改良に予定より期間を要し、H26年度に行う予定となった。実験に際して必要な研究費はH25年度の次年度使用額を合わせて使用する。
改良したデバイスとファントムを用いてCT透視下で仮想手技実験を行う。CT透視下手技における術者の被曝量を評価するため散乱線量の計測をTLD素子を用いて行う。
仮想手術による実行可能性の検証後、豚を用いた動物実験を行う。3方向からアプローチし胆管と胃へアプローチし経皮的に胃と胆管をバイパスする。散乱線量の計測をTLD素子を用いて行う。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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