2012 Fiscal Year Research-status Report
P21発現制御による変形性関節症における関節軟骨再生への挑戦
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23791640
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
林 申也 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (20437487)
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Keywords | p21 / 軟骨細胞 / メカニカルストレス |
Research Abstract |
研究計画では、p21という分子に着目して変形性関節症の治療ターゲットとなりうるかを検討する、ということが本研究のテーマであった。昨年度までにin vitroでの研究を遂行していた。結果としてp21を軟骨細胞でsiRNAを用い発現を抑制すると、メカニカルストレス存在下に軟骨基質産生分子であるアグリカンの発現が抑制され、軟骨基質分解酵素であるMMP13の発現が増強する結果が得られた。totalの基質合成能はグリコサミノグリカン定量で評価しているが、減少した。分子メカニズムを調査するためにSTAT3 inhibitorを用いて同様の実験を行うと、これまでの反応はcancelされた。これをin vivoで確認するためにまずwild typeのマウスにDMM modelを作成しp21の発現、STAT3に関連するシグナルを調べるとin vitroで得られた結果とparallelな結果が得られた。具体的にSTAT3の上流シグナルであるSDF-1, CXCR4がDMM modelにおいてコントロールと比較して発現が上昇する結果が得られた。STAT3のリン酸化が上昇していることが推察される。さらにこれらの結果を直接的に証明するためにp21 knockout mouseを用いてDMM modelを作成してin vitroで得られた結果を検証中である。wild typeの研究までの内容は本年度、2回国際学会で口演発表しており、さらに現在英文雑誌に投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
最終的な実験目標がp21ノックアウトマウスを使用して変形性関節症モデルを作成しp21のfunctionを見ることである。最終年度に入る前にすでに開始しており順調であると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
p21ノックアウトマウスを用いて組織学的な評価を行い、p21の変形性関節症に関する機能を解明する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
主にマウスの管理費用、組織学的な解析のためにかかる試薬等の費用に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)