2011 Fiscal Year Research-status Report
新規骨接着型生体吸収性材料リン酸化プルランを用いた新しい骨折治療法の検討
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23791643
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
杉本 佳久 岡山大学, 大学病院, 助教 (80423309)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 硬組織接着性多糖誘導体 / 新規骨セメント |
Research Abstract |
申請者らは独自に開発した硬組織接着性多糖誘導体を用い,生体親和性が高く,かつ骨に対し強固に接着する生体吸収性骨セメントを創製した。この新規骨セメントは、硬化時に重合熱を発生しないことから様々な成長因子や薬剤の投与が可能である。本年度は、骨形成タンパクを新規骨セメントに混和するとともに、さらに優れた骨セメントを開発すべく、これらの改良を行った。骨形成因子を新規骨セメントに混和することによる、硬化の遅延や強度の明らかな低下は認めなかった。また、平成24年度に計画しているラットを用いた骨再生実験のため、ラット用創外固定器を使用した。ラット大腿骨幹部を約1cm骨切りし、大腿骨近位部と遠位部に1.0mmのキルシュナー鋼線を挿入し、創外固定器を用いて大腿骨を固定した。これらを4週間経過観察した後に、大腿骨骨欠損部をμCTで撮影し欠損が残存していることを確認した。ラットを用いた卵巣摘出骨粗鬆モデルも作成した。ラットの卵巣を両側摘出した。一定期間経過観察した後、μCTを用いて骨密度を計測し骨粗鬆モデルを確立する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画に準じて,研究は順調に進んでいます.
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は、これらのモデルを使用して骨形成タンパク等の成長因子をリン酸化プルランに混和し骨形成の促進を図るとともに、さらに優れた骨セメントの配合を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
昨年同様,器具類,試薬類,細胞,実験動物などを購入予定.
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