2012 Fiscal Year Research-status Report
新規ビタミンE誘導体ETS-GSを用いた腎虚血再灌流障害への治療法の開発
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23791716
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
日下 淳也 大分大学, 医学部, 客員研究員 (00567951)
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Keywords | 腎虚血再灌流モデル |
Research Abstract |
ラットを用いて腎虚血再灌流モデルを作成し、投与群、非投与群に分けてETS-GSの腎保護効果について検討してきた。当初予想していた通り、BUN,Creatinineなどの腎機能については投与群の方が非投与群に比較して、腎傷害が抑制されている傾向が認められた。実験はまずまず順調に進んでおり、母体数も増えてはきたが、各測定値のばらつきが非常に大きかったため、今後更なる追加実験を行っていく必要があると判断している。今後は更にデータを増やし、次年度中にデータの解析に取り掛かる予定である。また、組織学的には投与群の方が非投与群に比較して、明らかに腎傷害の程度が抑制されており、今後はhistogical scoreを算出して統計学的処理を行っていく予定である。MalondyaldehydeやHydroxylradicalといった、酸化ストレスマーカーについても測定を行っており、こちらについても投与群の方が、非投与群に比較して腎傷害が抑制されている傾向が認められた。しかし、前述の通り、各測定値のバラつきが非常に大きいため、統計学的処理を行うのは、追加実験を行って更に母体数を増やしてからにしたいと考えている。以上、これまでのところ、当初の予定からは遅れをとってはいるものの、実験は順調に進んでいると考えている。今後の予定としては、データの解析が終了次第、。論文の作成に取り掛かり、更に学会発表も行っていきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験自体は順調に進んできているが、データのバラつきが大きいため、腎虚血再灌流モデルの作成方法、投与量などについては再検討が必要であった。非投与群では死亡する場合も多く、虚血から再灌流までの時間についても再検討が必要であった。このため、当初の予定よりは、大きく遅れをとっており、今後は大幅なペースアップが必要であると感じている。当初の予定では、ROSなどの酸化ストレスマーカーや血清中のNOx、サイトカイン量を測定完了する予定であり、実際に測定は行ったものの、前述の通り、測定値のバラつきが大きかったため、追加実験を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
計画自体はこれまで通りで変更はない。今後は更に追加実験を行って、母体数を増やし、統計解析に入りたいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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