2013 Fiscal Year Annual Research Report
GABA受容体β3遺伝子多型解析によるプロポフォールの作用機序の解明
Project/Area Number |
23791719
|
Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
名和 由布子 札幌医科大学, 医学部, 助教 (90586794)
|
Keywords | 麻酔科学 |
Research Abstract |
平成25年度、申請者らはGABA受容体β3遺伝子多型解析を行い、静脈麻酔薬の就眠濃度と遺伝多型との関連について一定の知見を得た。 就眠濃度はPerolus 1000(講座内機器)を用いて血中濃度を実測し、遺伝子多型解析はIon PGM sequencer(学内機器)を用いて網羅的に解析した。Ion PGM sequencerによって得られた遺伝子多型解析ではGABA受容体β3遺伝子多型と就眠濃度と関連のある遺伝子多型は検出できず、dbNSFPソフトウェアによって就眠濃度に影響を与えるであろう遺伝子多型をin silicoに解析した。その結果、rs41307112、rs34489220、rs25409、rs17850679の4つのSNPsは就眠濃度と影響を与える可能性が示唆されたが、全て日本人における変異頻度は0.01%以下のレアバリアントであり、本研究の臨床研究検体では変異体は認められず、臨床検体でdbNSFPの結果を確認することはできなかった。
|