2012 Fiscal Year Research-status Report
血液検査の妥当性と未知の診断項目発見のための遺伝子プロファイル活用
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23792083
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
秋冨 慎司 岩手医科大学, 医学部, 助教 (00509028)
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Keywords | 敗血症 / m-RNA / mi-RNA / 治療マーカー |
Research Abstract |
研究進展は遅れている。理由としては、 研究初年度の平成23年3月11日に東日本大震災に被災し、研究代表者自身が岩手県災害対策本部医療班の責任者として、その後は岩手県で医療体制を維持するため被災地の医療・福祉・介護・保健への支援の復興アドバイザーとして、現在も活動を継続中であるため。 また、岩手県高度救命救急センターは被災地域からの患者受け入れおよび、患者店員の困難な状況により逼迫しており、研究体制を構築するために通常受け入れ体制への準備をしている状況である。 また研究代表者自身が検査で、頚髄腫瘍が判明していた。経過をみていたが徐々に症状が進行し左半身不全麻痺を発症、平成24年10月手術を施行した。その後リハビリを続けながら通常業務を一時中断していましたが、現在はリハビリを継続しながら復帰している。 平成25年度には岩手医科大学が中心となって行う、東北メディカルバンクの遺伝子解析グループと共同研究体制も構築し、研究促進に努める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
データー解析方法、および検体の処理方法においては議論が進展したが、症例確保ができておらず研究は遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
諸事情により病棟制限、入院制限されていた救命救急センター病棟も機能回復したため、さらなる患者受け入れ体制を構築し症例確保に努め多くの症例を集約化し、研究の迅速化を進める予定である。 また、平成25年度には岩手医科大学が中心となって行う、東北メディカルバンクの遺伝子解析グループと共同研究体制も構築している。このことより、遺伝子解析を迅速化し研究促進に努める予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
残りの研究費はすべて、敗血症患者の血液検体の処理費用(m-RNAとmi-RNAを安定化させて抽出するための処理)と、解析(pathway解析,GO解析,network解析等)費用にまわす予定である。
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