2012 Fiscal Year Research-status Report
唾液を用いたメタボリックシンドローム特異的蛋白質の網羅的探索とヒトへの応用
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23792157
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
猿田 樹理 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (30454151)
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Keywords | メタボリックシンドローム / 唾液 / プロテオーム解析 |
Research Abstract |
本年の計画通り、糖尿病モデル、高脂血症モデル、高血圧モデルラットで明らかになったタンパク質の結果をもとに、本学付属横浜研修センター横浜クリニックの内科との協力で糖尿病、高脂血症、高血圧患者の唾液・血液の採取を150名ほど行った。 これらの患者で得られたメタボリックシンドローム特異的な唾液由来蛋白質のどれと関連があるか、あるいは無いかを検討しメタボリックシンドローム特異性をウエスタンブロットで検討している最中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
糖尿病、高脂血症、高血圧患者の唾液・血液約150名分の患者で得られたメタボリックシンドローム特異的な唾液由来蛋白質のどれと関連があるか、あるいは無いかを検討しメタボリックシンドローム特異性をウエスタンブロットで検討している。 ただし、重症度を判断するための特異性のあるタンパク質の同定には時間がかかっており、もう少し被験者数を増やし重症度別に検討していく余地がある。
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Strategy for Future Research Activity |
おおむね予定取り研究が進んでいるが、糖尿病、高脂血症、高血圧の重症度にあわせた特異性の高いタンパク質の検討を急ぐ。 平成25年度は、メタボリックシンドローム特異的なヒト唾液由来蛋白質の簡易検出系のプレート開発への着手を行うために、本学施設のモノクローナル抗体研究所を利用して新規の抗体作製などを行っていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
おおむね予定取り研究が進んでいるので研究計画通り、抗体、ELISAキット、唾液採取用のプラスティック器具などの費用を計上する。 さらに、最終年度にあたり、論文作成と研究成果発表のための旅費もあわせて計上する。
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] Expression of β-Defensin Using a Novel In Vivo Experimental Model2013
Author(s)
Masahiro To, Yohei Kamata, Juri Saruta, Tomoko Shimizu, Takenori Sato, Yusuke Kondo, Takashi Hayashi, Nobushiro Hamada, Keiichi Tsukinoki
Organizer
International Association for Dental Research, 91st General Session
Place of Presentation
Seattle, WA, USA
Year and Date
20130320-20130324
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