2012 Fiscal Year Annual Research Report
パウダージェットデポジションHAp膜安定化と新規歯科治療への応用に関するTR
Project/Area Number |
23792271
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
赤塚 亮 東北大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (10586514)
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Keywords | パウダージェットデポジション / ハイドロキシアパタイト / インターフェイス / トランスレーショナルリサーチ |
Research Abstract |
パウダージェットデポジション(PJD)法は,歯の主成分であるハイドロキシアパタイト(HAp)微粒子を常温常圧環境下(室温・大気圧環境下)において歯質上に高速で衝突させ,接着材を介することなく,直接HAp膜を形成する技術である.しかし,HAp膜の研磨法に関する検討や口腔内環境下におけるHAp膜の耐久性に関する評価は行われていない.本研究では,新たに作成したハンドピース型PJD装置を用い,エナメル質に成膜を行い,既存の歯質や修復物の研磨システムを応用し,HAp膜の研磨方法を検討した. 各種研磨ペーストのなかで粗さ値および光沢度共に良好な値を示したものは,ダイヤポリッシャーペースト(GC)により研磨した場合で,表面粗さ値は0.047±0.017 μm,光沢度は268.3±1.5であった.次いで良好な値を示したものはダイレクトダイヤペースト(松風)により研磨した場合で,表面粗さ値は0.194±0.021 μm,光沢度は220.7±2.1であった.これは,これらの材料がCR研磨ペーストとして使用され,成分にダイヤモンドが配合されているためと思われる.一方,歯面研磨ペーストであるリナメルトリートメントペースト(サンギ),メルサージュ(松風),PTC PASTE (GC)はCR研磨ペーストと比較して,粗さ値,光沢度,共に劣る値を示したが,HAp膜未研磨面と比較すると粗さ値,光沢度ともに優れた値を示した.
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Research Products
(4 results)