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2012 Fiscal Year Annual Research Report

口腔領域における脳磁図検査の可能性を極める

Research Project

Project/Area Number 23792312
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

小枝 聡子  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (00400391)

Keywords脳磁計
Research Abstract

本研究では, 口腔領域刺激による体性感覚誘発磁界(Somatosensory evoked field, SEF)を計測し, 歯科口腔外科領域における脳磁図検査有用性を検討した.
1. 口蓋電気刺激, 口腔領域におけるSEFは, 下唇電気刺激による一次成分N15が周知されており, その潜時, 電流方向および反応側性が明らかにされている. しかしながら, その他の口腔領域刺激SEFについては後期成分の報告はあるが, 一次成分については議論の分かれることころである. 本研究では, 被験者それぞれの上顎歯列にあわせたスプリント型電気刺激装置を作成し, 硬口蓋刺激SEFを計測した. 被験者6名8半球において, 潜時12.36 +/- 1.11ms, 電流方向前向き, 対側半球反応の一次成分が検出された. 一次成分を明らかにすることにより, 脳磁図検査の臨床応用が期待された.
2. 舌電気刺激, 針電極による電気刺激装置を使用し, 舌電気刺激SEFを計測した. 20 ms以降中潜時は, 被験者10名20半球において検出された. 固定の困難な舌電気刺激を確実に低侵襲で施行することが可能であり, 脳磁図検査の臨床応用が期待された.
3. 触刺激, ピエゾ型触覚刺激装置によるSEF計測をおこなった. 正中神経触覚刺激SEFにおいて, 潜時27 ms, 電流方向前向き, 対側半球反応が検出され, 正中神経電気刺激SEF, M20より電動速度は遅いことが示唆された. さらに同側半球SIIに反応が検出され, 電気刺激とは異なる可能性が示唆された.

URL: 

Published: 2014-07-24  

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