2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23792320
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
道 泰之 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (70376755)
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Keywords | リンパ管新生 / 微小環境 |
Research Abstract |
前年に引き続き、本研究の目的は、口腔癌における重要な予後決定因子である「リンパ行性転移」のメカニズムを明らかにするため、口腔癌の微小環境を口腔癌培養細胞株・リンパ管内皮細胞培養細胞株・ならびにマクロファージ培養細胞株・線維芽細胞株を用いた、共培養細胞システムを構築し、より実臨床に近い培養細胞実験系を確立し、中和抗体、si-RNA を用いそのシステムを抑制することで、中心的に作用するタンパクを同定することにある。発展的目的としてそのシステムを応用することで、オーダーメイド医療に資する、リンパ行性転移抑制系構築の基礎を築くことにある。 1)当科で樹立した、数種の口腔癌培養細胞株(HSC2.3.4.7)ならびに他の研究者から既に供与され、当科で保管している口腔癌培養細胞株と、培養マクロファージ・線維芽細胞培養株を単独、2種の共培養・3種の共培養を行い培養上清をELISA法・Western blot法にてタンパクレベルの発現量を定量評価し、中和抗体ならびにsi-RNA導入による抑制実験を行った。
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