2013 Fiscal Year Annual Research Report
RNAサイレンシングによるGPCRクラスB発現調節と骨再生への新戦略
Project/Area Number |
23792421
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
渡 一平 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (10431941)
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Keywords | GPCR / インクレチン / GLP-1 / GIP / 骨芽細胞 / 骨再生 |
Research Abstract |
7回膜貫通型受容体であるGタンパク質共役型受容体 (G-protein coupled receptor: GPCR)には4つのファミリーが存在するが、セクレチン型のGPCRクラスB (GPCR-classB: GPCR-B)には骨代謝制御に関わる受容体が数多く存在することが知られている。骨疾患治療薬の標的受容体として最も研究が展開されているGPCR-Bを介した安全で効果の高い新規骨再生治療法の開発し、部位特異的に効率的かつ副作用なく歯槽骨再生を目指すことが本研究の目標である。 骨芽細胞に発現するGPCR-Bの発現と骨代謝関連因子の検索のため、In vitroにおける骨芽細胞培養系のモデルとしてMC3T3-E1(RIKEN CELL BANK)を使用した。GPCR-Bの中でもインクレチン受容体として知られるGIP-R, GLP-1-Rについて検討を行ったところ、MC3T3-E1において発現が認められ、またqPCR(Step OneR)による定量評価を行ったところ、BMP-2添加によってその発現が増強することが確認された。現在、骨芽細胞におけるインクレチン受容体を介した骨代謝制御メカニズムを検討中である。
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