2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23792521
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Research Institution | Tohoku Fukushi University |
Principal Investigator |
渡部 芳彦 東北福祉大学, 健康科学部, 准教授 (20360068)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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Keywords | 歯科衛生士 / 口腔ケア / 介護予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、平成25年度に実施した「介護予防制度における口腔機能向上プログラムの運用課題の調査」と、「)高齢者施設や自宅に訪問して口腔ケアに従事するフリーランス歯科衛生士の事例」について分析し関連学会にて報告した。前者(1)は、同プログラムの改善策を探ることを目的に、S市内4ヵ所の地域包括支援センターの担当職員にヒアリング調査を実施したもので、下記1)〜6)のような結果を得ている。1)行政から毎月一定数(10~40名)の該当者が地域包括に通知されている。2)それらの人に対して、先ず電話にてサービス利用の勧誘を行い、その後数回の訪問を行う。3)担当職員は他の業務の合間に本業務に従事しているような感覚を持つ。4)本サービスが一般に知られていないのと、電話口では該当者としての自覚がほとんどない。これまでの報告と同様の理由(必要性を感じない、歯科に通院している等)で断られることが多い。5)口腔サービスは運動サービス利用者のように、事後に自主グループなどを形成しづらく取り組みが継続され難い。6)サービス事業所に対しての要望よりも、本サービスの制度的な課題を指摘する要望が多く挙げられた。以上の結果から、本サービスに関する更なる周知や、手続きの簡略化、サービス継続のためのしくみづくりが望ましいと考えられる。また、行政サイドにも地域包括支援センターにも歯科衛生士等の専門職がいないことが、適切なサービス対象者の発掘に結びつかない一要因と考えられた。 一方、フリーランス歯科衛生士の事例研究においては、その業務や契約のあり方を本人から聴き取るとともに、高齢者施設において当該歯科衛生士が推奨する口腔ケア方法の伝達状況の調査を通して「歯科衛生士の関与」を把握することを試みた。介護職員42名からの回答結果の分析から、歯科衛生士が施設に定期的に関与する意義が見出された。
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Research Products
(8 results)
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[Book] 生命の科学2015
Author(s)
阿部一彦、阿部昌子、渡部芳彦
Total Pages
191(81-104,169-178)
Publisher
東北福祉大学