2013 Fiscal Year Research-status Report
倫理問題への対処行動からみた看護学生のケアリング倫理観に関する研究
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23792543
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
田中 真木 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (00405127)
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Keywords | 看護学生 / 臨地実習 / 倫理観 |
Research Abstract |
平成25年度の研究実績について、当該年度は産前産後の休暇及び育児休業のため、平成24年10月29日から平成26年3月31日まで一時中断した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の第1段階(平成23年度)では、臨地実習の経験がある看護学生20名程度にインタビューを行い、質的手法で看護学生の持つ倫理観の仮説的特質を抽出することを目的とした。続く第2段階(平成24年度)では、第1段階で得られた特質を検証するため多数の看護 学生を対象に質問紙調査を行い、そこから、看護学生の持つケアリングの倫理観を類型化し、今後の看護倫理教育の在り方を探求してゆくことを最終目標に挙げている。平成23年度の質的分析手法による仮説的特質はサンプル数7名という中で行ったものであり、平成2 4年度にリッカート法での質問紙作成には十分なサンプル数とは言えない。その具体的理由としては、対象の教育機関が1校であったこと、対象者選定基準である全領域の実習を終えた学生は4年生の後期に該当するため、従来の授業に追加して卒業研究や国家試験勉強等の個人的要因があり、研究へのインタビュー時間が確保しにくいこと、さらに、研究者と対象者は教員と学生という影響力の高い立場であり、その倫理的配慮をするに当たり研究参加を募る方法が限られてしまうこと(今回、対象者を募る方法として、対象教育機関内に研究参加依頼のポスターを掲示し、それを見た対象者が直接研究者へ連絡を取るという方法を取った)が考えられた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の今後の推進方策について、平成23年度の第1段階で得た課題(サンプル数が増えなかったことについての理由:①対象の教育機関が1校であったこと、②対象者選定基準である全領域の実習を終えた学生は4年生の後期に該当するため、従来の授業に追加して卒業研究や国家試験勉強等の個人的要因があり、研究へのインタビュー時間が確保しにくいこと、③研究者と対象者は教員と学生という影響力の高い立場であり、その倫理的配慮をするに当たり研究参加を募る方法が限られてしまうこと)から、平成26年度は、計画を修正し、サンプル数を増やし、質的手法を用いた分析を継続する。そこで得られた豊富なデータから看護学生の持つ倫理観の仮説的特質を明らかにし、次段階の量的調査へ移行してゆく。前年度の課題からの具体策としては、7名だったサンプル数を増やすべく、目標を更に20名に設定し、研究対象機関を増やし、より多くの対象者へアプローチしてゆく。研究対象者の個人的要因(前年度課題②)から、全領域実習が終了する平成26年後期以降に研究公募を開始せざるを得ない状況の中、よりサンプル数を獲得すべく、研究対象機関内に掲示する研究参加公募ポスターは、連絡先をより見やすく明記する工夫を行う。さらに研究参加に伴う謝礼についても対象者が事前に周知しやすいようポスターへ明記してゆく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年10月29日から平成26年3月31日まで産前産後および育児休業のため研究を一時中断したため。 本研究課題再開後の研究実施計画について、平成26年度は本来研究最終年度であるため、研究を再開する平成26年度は平成24年度の研究計画をそのまま反映し、実施してゆく計画である。対象サンプル数を増やし、質的手法を用いた分析行い、そこで得られた豊富なデータから看護学生の持つ倫理観の仮説的特質を明らかにし、得られた結果をまとめ、成果発表を行う。
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