2012 Fiscal Year Research-status Report
悪性脳腫瘍患者・家族の情報ニーズの明確化と情報支援ツールの開発
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23792631
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Research Institution | Shizuoka Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
津村 明美 静岡県立静岡がんセンター(研究所), その他部局等, 研究員 (90595969)
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Keywords | がん看護学 |
Research Abstract |
平成24年度は研究1の悪性脳腫瘍患者・家族の情報ニーズの明確化を目的に研究を実施した。文献レビューと患者・家族インタビュー調査から、悪性脳腫瘍患者・家族の情報ニーズとして、疾患や治療、予測される成り行き、予測される症状として脳機能低下による生活への影響、日常のケア方法、神経症状のマネージメント方法に関するニーズが高いという結果が得られた。 これらの結果に基づき、質問紙の作成に取り組んでいるが、その前提として、悪性脳腫瘍患者・家族の情報ニーズとQOLの関連を明確にすることが、研究2の情報支援ツール開発においても意義があると考えられ、現在、悪性脳腫瘍患者・家族のQOL測定に取り組んでいる。 悪性脳腫瘍患者・家族を対象としたインタビュー調査の結果は、平成24年9月に行われた日本家族看護学会学術集会にて研究成果の一部を学会発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
悪性脳腫瘍患者・家族の情報ニーズの明確化に向けて、質問紙調査の前提として、悪性脳腫瘍患者・家族の情報ニーズとQOLの関連を明確にすることが、研究2の情報支援ツール開発においても意義があると考えられ、これらの実施のために、当初の計画以上に時間を要してしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、倫理審査の承認を得て、研究1の質問紙調査のデータ収集・分析、研究2の医療者インタビューと質問紙調査を実施したい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度の研究費の使用計画としては、研究1の質問紙調査によるデータ収集・分析のためのデータ管理に必要なデータ保存用媒体、分析に必要なソフト、質問紙の郵送費用、研究2のインタビュー調査による対象者の施設までの交通費やテープ起こし代などの費用が主な支出経費である
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