2013 Fiscal Year Annual Research Report
NICU(新生児集中治療室)入院児の母親の応答性の発達に関する研究
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23792634
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
宇野 日菜子 山形大学, 医学部, 助教 (60582567)
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Keywords | 看護学 / NICU / 応答性 |
Research Abstract |
本研究は、NICU(新生児集中治療室)入院児の母親の授乳場面における「応答性の発達」の特徴を明らかにすることを目的としている。正常新生児とその母親、NICU入院児とその母親の2群の応答性の発達を縦断的に比較し明らかにすることで、具体的にどの時期に応答性の発達がみられるのかを明らかにすることができる。この結果を明らかにすることによって、具体的な看護支援につなげることができる。母親の応答性を高める看護は、母子関係を促進するといわれていることから、NICUという特殊な環境下で母子関係を形成していかなければならないNICU入院児の母親にとっての意義は大きいと考える。 平成23年度前期は、授乳場面における参加観察法の質を高めるために、応答性の評価を行い得点化できるNCAFS(Nursing Child Assessment Feeding Scale)日本語修正版の研修を受け、研究者レベルの信頼性テストに合格した。また、評価の信頼性を高めるために、半年に1回の信頼性テストに合格し、信頼性を一定に保った。平成23年度後期から平成24年度は、正常新生児とその母親とNICU入院児とその母親を対象に、授乳場面の参加観察法を行った。また、NCAFS日本語修正版を用いて評価を行い得点化した。 平成25年度は、NICU入院児の母親の応答性の発達の特徴を分析することを目的に、前期は引き続き調査を行い、後期は正常新生児とその母親、NICU入院児とその母親の応答性の発達を統計的に分析し比較した。その結果、NICU入院児の母親の「応答性の発達」の特徴が明らかになった。また、NICU入院児の応答性の発達の特徴も明らかにすることができた。
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