2014 Fiscal Year Annual Research Report
成人医療へ移行する先天性心疾患患者に対する教育支援ツールの開発とその評価
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23792639
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| Research Institution | Yokohama City University |
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Principal Investigator |
落合 亮太 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90587370)
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| Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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| Keywords | 移行期医療 / 先天性心疾患 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、平成25年度に引き続き「先天性心疾患患者の社会的自立に向けた教育支援ツール」開発に向け、東北地方から九州地方在住の対象者35名（先天性心疾患患者12名、家族6名、医療者17名）を対象とした面接調査を実施した。調査結果から、「先天性心疾患患者の社会的自立に向けた教育支援ツール」として、「社会とのつきあい方（22項目）」「子育て（12項目）」「疾患管理（23項目）」「福祉制度の活用（12項目）」の計69項目から構成される支援ロードマップ（案）を作成した。支援ロードマップ（案）は本邦の学校制度を基準に、患者の年代別（0～6才、6～12才、12～15才、15～18才、18才以降）に整理されており、患者と家族は、患者の年齢に応じて推奨される項目を参照することが可能となっている。さらに、開発した支援ロードマップ（案）の妥当性を高めるために、患者・家族を対象とした講演会において、開発したロードマップを紹介し、患者・家族計25名から修正すべき点やわかりづらい表現などに関する意見を収集した。また、医療者の参加する学会、研究会で支援ロードマップ（案）に関する発表・ワークショップを行い、意見を収集した。これらの場で得られた意見を反映させ、支援ロードマップを完成させた。さらに、移行期において染色体異常などの重複疾患を有さない患者においては、全ての者が達成することが望ましいと考えられる10項目を抽出し、臨床現場で使用しやすいチェックリストを作成した。
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