2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a nursing practice model for women diagnosed with multiple pregnancy
Project/Area Number |
23792644
|
Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
杉山 琴美 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40377734)
|
Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2018-03-31
|
Keywords | 多胎妊娠 / 多胎看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,多胎児を妊娠した女性の妊娠発覚時の危機に対する看護支援のあり方を検討するため,多胎妊娠発覚時に迫られる妊娠継続か否かの意思決定過程を明らかにし、このような女性たちが体験している困難への看護実践モデルを構築することである。 本年度は多胎妊娠をしている女性の看護を行う外来看護職者に看護実践の現状に関するアンケート調査、および多胎妊娠を経験した女性に対して多胎妊娠時にどのような看護を受けたか、期待する看護何か等の内容を問うアンケート調査を実施した。 看護師の調査では、同意の得られた79施設に勤務する451名に質問紙を配布し、251名の回答が得られた。多胎妊娠が発覚した時に、8割の看護師が「気持ちを表出しやすい雰囲気を作った」、「表情や態度で見守っていることを示した」、「いつでも相談に乗ると対象者に伝えた」看護を実践していたと回答したが、看護として多胎妊娠時の減胎手術に関する知識があると回答した看護師は5割であった。多胎妊娠看護で減胎手術を受ける患者の看護について周知していく必要が性が示唆された。 また、多胎妊娠を経験した女性への調査では、6割以上が「不安」、「戸惑い」を感じ、1~2割が「気持ちが沈んだ」り、「落ち込んだり」、していた。「怖かった」と回答した女性もいあた。しかし、多胎妊娠が発覚した時の看護師の対応があったと回答した女性は半数以下であり、多くの項目で2割以下だった。多胎妊娠が発覚した時から看護師が積極的に関わる必要性が示唆された。
|