2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23792653
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Research Institution | Nayoro City University |
Principal Investigator |
市川 正人 名寄市立大学, 保健福祉学部, 講師 (20513873)
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Keywords | 乳幼児突然死症候群 / 育児支援 / 公衆衛生 / 看護 |
Research Abstract |
本研究の目的は、SIDSの発症率の異なる地域間において、生後1ヵ月児をもつ母親のSIDSに対する知識を調査することにより、SIDSの知識と発症率の関連性を明らかにし、知識の普及によるSIDS発症率の低下に寄与することである。 平成25年度は、過去5年間の SIDS発症率の平均が上位5地域(北海道、山口県、徳島県、長崎県、山形県)のうち、これまでに調査が終了している北海道を除く4地域と、下位5地域(群馬県、大阪府、福井県、山梨県、石川県)において調査を行った。上位地域25施設、下位地域28施設において生後1か月健診を受診した乳児を持つ母親に対し質問紙を配付、郵送にて回収をした。質問紙は研究者が独自に作成したものを用いた。質問項目は疾患の知識、厚生労働省の「乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」の知識、実際の育児行動(児の就寝体位、栄養方法、同居家族の喫煙)、育児情報の情報源及び属性である。 質問紙配付数は上位地域587部・下位地域666部、回収数は上位地域211部・下位地域242部で、回収率は上位地域35.9%・下位地域36.3%であった。調査結果については現在分析中であり、その結果を本研究の成果として平成26年度以降公表していく予定である。
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