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2011 Fiscal Year Research-status Report

子ども虐待のケアにおいて生じる看護職の感情のコントロールに関する研究

Research Project

Project/Area Number 23792662
Research InstitutionKobe City College of Nursing

Principal Investigator

辻 佐恵子  神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (70422889)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywords子ども虐待 / 看護職 / 困難さ / 感情コントロール
Research Abstract

本研究の目的は、看護職が被虐待児とその親へのケアにあたって抱く困難さの内実を具現化し、そこで生じる感情のコントロールの構造とプロセスを明確にすることである。平成23年度における到達目標は、子ども虐待のケアに精通した看護職を対象に面接調査を行い、ケアにあたって感じる困難さの内容とそれによって生じる看護職の感情を具現化することであった。当該年度は、それに向けて、看護職1名への面接調査を実施した。また、さらに子ども虐待全般に関する知識をはじめ、被虐待児と虐待者の心理・社会的側面および彼らへのケアの在り方や、関わる職種の姿勢についての理解を深めるため、関連書籍・文献の検討、研修会等への参加を積極的に行った。また、研究手法であるグラウンデッド・セオリーへの理解を深め、より洗練された分析につなげるため、勉強会への参加も定期的に行っている。面接では、看護職が実際のケア事例を具体的に振り返り、虐待された子どもを守りたいという思いや、虐待者である親に対する「なぜこのようなことになったのか」という思い、また、そこで生じる「どう親と関わってよいかわからない」という看護職の複雑な感情や気持ちの揺れが表現された。現在、そのデータをグラウンデッド・セオリーの手法を用いて分析中である。データはまだ1例のみであり、比較検討しながらデータを積み重ねていくため、今後、さらにスピードを上げてデータ収集および分析を進めていく必要がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

所属機関における倫理審査の準備が遅れて適切な機会を逸したことや、再審査によって研究開始までに時間を要した。また、所属機関の変更が生じ、その準備や研究対象者のリクルートに再調整が生じたことが研究の進行に支障を来した要因であると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

現在の所属機関および対象者の所属施設の倫理審査を再度受け、今後はさらにスピードを上げてデータ収集および分析を進めていく。その中でも、子ども虐待を専門とする研究者の助言を受けながら丁寧に分析を進める。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

データ収集、分析のためのパソコン購入。データ収集にかかる謝礼および交通費、分析、考察のための文献収集。知識の研鑽および成果発表のための学会参加、関連資料作成。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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