2013 Fiscal Year Research-status Report
高照度光療法による在宅重症心身障害児の睡眠評価と介護者のQOLに与える効果
Project/Area Number |
23792679
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
池田 友美 摂南大学, 看護学部, 准教授 (70434959)
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Keywords | 小児看護学 / 重症心身障害児 / 睡眠 / 高照度光療法 |
Research Abstract |
本研究は、重症心身障害児の睡眠の問題とその改善方法について検討していこうとするものである。 重症心身障害児を対象に、睡眠の問題を客観的に明らかにするために、1.腕に装着した時計型の装置で活動度を記録し睡眠と覚醒を把握するアクチグラフ、2.マット型の睡眠測定器(眠りスキャン)3.生活日誌による睡眠の状況の把握、4.質問紙による個人因子および介護者の負担感の調査を導入した。今年度は、研究協力者への調査依頼およびデータ収集を行った。 アクチグラフと眠りスキャンを1週間連続して使用し睡眠の状況を調査した。その際、24時間のタイムテーブルを含む生活日誌の記載及び睡眠の状況についての質問紙調査も依頼した。また、希望者には、高照度光療法を2週間実施した。 現在、データ収集を継続中であり、これから睡眠の状況の分析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
予定していた数の研究協力者が見つからず、調書の計画より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は継続して、データ収集および高照度光療法による睡眠の問題の改善の介入調査を実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成23、24年度で重症心身障害児にアクチグラフを装着し高照度光療法の有用性を調査する予定であったが、予定していた数の研究対象者が見つからず、計画通りにすすめることができなかった。そのため、調査結果を国内外の学会で発表できていないため未使用額が発生した。 このため、調査結果の発表を次年度に行うこととし、未使用額はその経費に充てることにした。
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Research Products
(1 results)