2011 Fiscal Year Research-status Report
脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにある「交感」の看護援助モデルの開発
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23792754
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Research Institution | Hyogo University |
Principal Investigator |
山下 裕紀 兵庫大学, 健康科学部, 講師 (40326319)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 交感 / 看護援助モデル / 実践知 |
Research Abstract |
ケアは,日常の看護に内在するケアと,必ずしも看護の枠内とは限らない個人と個人のつながりに内在するケアとの,二重構造によって成立している.このような二重構造に内在するケアのプロセスを探究することは,看護を浮き彫りにすることを可能にする. 脳卒中患者は,喪失とそれに伴う努力を経験する.また失語症を伴うとなると,その経験を語ることも失われ,患者は幾重もの苦悩に迫られる.研究者は,そのような脳卒中失語症患者への看護として,「交感」の看護実践に着目した.本研究の目的は,脳卒中失語症患者と看護師とのあいだにある「交感」に着目した看護援助モデルの開発である.「交感」に着目した看護援助モデルの構築により,看護の本質であるケアとは何かを探究する,基礎的研究とする. まず,研究者の先行研究を踏まえ,看護の実践知に基づいた「交感」の仮説的看護援助モデルを作成する.「交感」に関するキーワードで導かれる文献検討により,「交感」の構成要素,看護援助の発展内容,患者のアウトカム等を導く.また,看護実践に関する質的研究の文献検討により,「交感」の看護援助における理論的枠組みを導く.活用する文献については,学問分野を限定することなく,包含基準および除外基準を設ける. その後,仮説的看護援助モデルを指針とした看護実践に関するデータを基に,仮説的看護援助モデルを洗練させる.なおデータ収集にあたっては,臨床看護師と研究者の看護実践を対象とする.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究者の先行研究を踏まえ,看護の実践知に基づいた「交感」の仮説的看護援助モデルを作成した.「交感」に関するキーワードで導かれる研究により,「交感」の構成要素,看護援助の発展内容,患者のアウトカム等を導いた.また,看護実践に関する質的研究により,「交感」の看護援助における理論的枠組みを導いた.活用する文献については,学問分野を限定することなく,包含基準および除外基準を設けた.
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Strategy for Future Research Activity |
仮説的看護援助モデルを指針とした看護実践に関するデータを基に,仮説的看護援助モデルを洗練させる.なおデータ収集にあたっては,臨床看護師と研究者の看護実践を対象とする.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
スーパーバイズを得るためとデータ収集活動を行うための旅費として使用する.
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