2012 Fiscal Year Annual Research Report
役を表現する演技をリアルタイムで行うバーチャルクリーチャ
Project/Area Number |
23800024
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
三武 裕玄 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教 (30613939)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | 動作生成 / 行動生成 / 選択的注意 / 感覚運動システム / 物理シミュレーション / ゴール指向プランニング |
Research Abstract |
前年度に開発したキャラクタ動作・行動生成エンジンを用いて,1歳児に食事を与える様子を撮影した動画を参考としてキャラクタの行動ルールの作成を行い,食事を与えるインタラクションが可能なキャラクタの実現を行った. 開発したキャラクタ動作・行動生成エンジンは,行動ルールと感覚刺激に基づいて注意の遷移を再現し,視線移動と手で触れる行動によって表現することに特徴がある.この事を利用したデモプログラムを作成するにあたり,比較的単純な注意の遷移が表れる1歳児の食事行動を対象として選択した.乳児は注意等の原始的な心理機能のみが発達した状態にあるため再現しやすく,食事を与える状況では複数の食べ物と食べ物を与える親との間で注意が遷移する様子が見られるため,本研究における動作・行動生成エンジンの対象として適切である. 実現したキャラクタとのインタラクションでは,キャラクタがその時点でとろうとしている行動に応じて注意の遷移の仕方が変わる様子が実現でき,例えば,食べたい物に手を伸ばす間は対象となる食べ物を注視し,手に取った後は親や他の食べ物などのより興味のある物体に注視するといった行動が再現された.こうした行動は参考とした動画で見られる1歳児の行動の一部と一致するものであった. 一方で,生成された行動・インタラクションの印象評価に関しては今後の課題として残った.実際に1歳児に食事を与える場面では,親は子の要求を視線や手の動きから推測して,子の欲しがる物を食べさせることができる.本研究で実現したキャラクタについても同様の事が行えるか評価を行い,キャラクタの意図が表現できた事を検証していく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Stuffed Toys Alive! Cuddly Robots From a Fantasy World2012
Author(s)
Y.Yamashita, T.Ishikawa, H.Mitake, I.Susa, F.Kato, Y.Takase, W.Seshimo, Y.Takehana, S.Onohara, T.Harano, S.Hasegawa, M.Sato
Organizer
SIGGRAPH 2012 Emerging Technologies and Posters, 2012
Place of Presentation
アメリカ,ロサンゼルス
Year and Date
20120807-20120809