2012 Fiscal Year Annual Research Report
東京都における地下水の有効的かつ合理的利用による経済的効果の総合評価
Project/Area Number |
23810002
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
徐 峰 筑波大学, 生命環境系, 特任助教 (70602811)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | 総合評価 / 最適化シミュレーション / 基本モデル / 地下水 / 経済的効果 / 水循環 |
Research Abstract |
本研究は基本モデルの構築に必要であるデータ収集・整理・分析を行い、そのデータに基づいて最適揚水計画策定モデル、水循環モデル、社会経済モデルの開発を行い、また開発したモデルを用いて最適化シミュレーションを行うことで地下水の有効的かつ合理的に利用の視点から見た帰属価値(経済的効果)を明らかにすることを目的にする。研究対象地域は東京都とする。 地下水解析に関する既存資料(水理地質関連資料、水文推測、地下水利用関連資料、地盤沈下関連資料等含む)、東京都における社会経済活動・水需要量等のデータ(産業連関表、工業用水、農業用水、生活用水等含む)、制約条件の条件(地下水位低下の許容量、地盤変位の許容量、許容地盤変位量の地域差等含む)に対するデータの収集・整理・分析に基づいて、本研究の基本モデルを構築した。基本モデルは最適揚水計画策定モデル、水循環モデル及び社会経済モデル等三つのサブモデルから構成される。最適揚水計画策定モデルは複数の帯水層システム下の地下水流動をシミュレートする3次元地下水流動式と線形/非線形計画法をカップリングしたものである。続いて、社会経済モデルは東京都内において経済活動を行う主体として、いくつかに類された産業部門、民間消費部門、行政部門を設定した。また水循環モデルはそれぞれの部門の水資源需要に応じて供給されていると設定し、こういった水収支を均衡式で表現した。 さらに、当該研究方法を用いて、中国における再生水利用政策の総合評価及び低炭素社会構築ためのエネルギー政策に関する研究等新しい分野で研究成果を出した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)