2012 Fiscal Year Annual Research Report
南極新内陸観測基地建設のための三次元不同圧密沈下予測モデルの構築
Project/Area Number |
23810031
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Research Institution | National Institute of Polar Research |
Principal Investigator |
金 高義 国立極地研究所, 研究教育系, 助教 (10609796)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | 南極 / 不同圧密沈下 / 多次元数値解析モデル / 極地工学 |
Research Abstract |
本研究は,スノウドリフトの影響による三次元不同圧密沈下定量予測モデルの構築することが第一の目的,平成24 年度・第54 次南極観測隊に参加して,ドームふじ基地における現地観測によって構築したモデルに必要な雪氷物性値を測定することを第二の目的である. 第一の目的については,氷粒子骨格構造特性を密度,氷粒子の結合強さと焼結性能を温度によって,それぞれ代表して,さらに時刻硬化の影響を考慮した修正Maxwellモデルを構築した.数値解析モデルの構築はABAQUSによって行われた.構築された数値解析モデルは,新潟県塩沢において採取した雪供試体の時刻硬化現象を再現することができた.また,圧縮・伸長方向に関して大きな異方性を持つことが示された.以上の研究実績を,平成23年9月に開催された雪氷学会全国大会において発表した. 第二の目的に関しては,平成23年度より,申請書記載内容に基づき現地観測機材の購入を進めた.日本国内において観測機材の事前準備を実施し,第54次南極観測隊(平成24年11月10日~平成25年3月20日)に参加して,内陸部・ドームふじにおいて,現地雪氷地盤観測を実施した. 予定していた,圧縮粘性係数と熱伝導率は8m深さの積雪断面観測から算定する事が出来た.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)