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2012 Fiscal Year Annual Research Report

未解明ワ族支系に対する記述言語学的研究

Research Project

Project/Area Number 23820001
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

山田 敦士  北海道大学, 文学研究科, 専門研究員 (20609094)

Project Period (FY) 2011-08-24 – 2013-03-31
Keywordsワ族 / 民族言語学 / 少数民族 / フィールド言語学
Research Abstract

研究計画最終年度である平成24年度は(1)言語学的フィールド調査(2)現地還元に向けた文献資料の精査、の2点を中心的課題とした。
(1)平成24年度のフィールド調査では、孟連県よりタイ王国チェンマイ県内へ移住した人々をその対象とした。調査では、基礎語彙および文法情報の収集、民話テキストの収集をおこなった。今年度の調査によって収集された言語資料と前年度に孟連県において収集した言語資料を比較・対照するなかで、例えば母音の折れや副音節の消失といった言語変化の状況を確認することができた。こうした点と点の関係を把握することは、当該民族言語の全体像解明への不可欠な作業であると確信する。なお孟連県のヴォ支系については、関係学術雑誌(The Journal of Burma Studies)において研究結果の公開をおこなった。
(2)計画最終年度ということで、本研究活動の総括という意味も含め、これまで収集した資料を如何に還元すべきかという課題についても取り組んだ。具体的に、中国国内における少数民族教育の現状と言語政策について文献的に調査し、将来的な現地還元を見据えた少数民族言語教育教材の検討をおこなった。これまでの研究調査活動において、現行の正書法表記が孟連県においては全く普及していないことが判明している。そこで、現地政府・教育機関との対話のなかで、音声情報をつけたかたちでの副教材を構想している。こうした現地還元に関わる活動については、平成24年度海外学術調査フォーラム(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所主催)においても報告をおこなった。
なお当初予定していた、隣接民族および隣接分野の研究者を招いての研究会の開催は、
会場の都合により中止となった。その代替として、日本言語学会や研究会などへ参加し、次年度以降の共同研究立ち上げへの情報の共有に努めた。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] Phonological Outline of the Vo Dialect2013

    • Author(s)
      Atsushi Yamada
    • Journal Title

      The Journal of Burma Studies

      Volume: vol. 17 Pages: 61-80

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] フィールド言語学と言語資料:中国雲南省ワ族のフィールドワークから

    • Author(s)
      山田敦士
    • Organizer
      海外学術調査ワークショップ
    • Place of Presentation
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(東京都)
    • Invited

URL: 

Published: 2014-07-24  

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