2011 Fiscal Year Annual Research Report
中近世移行期の東北にみる大名の滅亡・改易と村の動向
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23820044
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Research Institution | Hirosaki Gakuin University |
Principal Investigator |
遠藤 ゆり子 弘前学院大学, 社会福祉学部, 講師 (70612787)
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Keywords | 日本史 |
Research Abstract |
本研究は、東北地方を主な対象として、中近世移行期(戦国時代~江戸時代)における村落の実態を考察した上で、大名(戦国大名・近世大名)の滅亡・改易時に注目して、村と大名権力の関係性について明らかにすることを目的としている。特に本年度は、当該研究を行っていく上で必要な関連史料と文献を収集し、整理する作業を進めてきた。 具体的には、各『戦国遺文』や、東北地方の自治体史(史料編)を総めくりし、必要な史料を収集して史料集を作成し、その目録を作るといった整理作業を行った。これらのうち一部の史料については、必要に応じて史料の原本を閲覧・撮影する調査を実施し、分析を進めることができた。また、東北地方の自治体史(通史編)、東北地方で発刊されている雑誌類のうち、本研究に関連する内容の自治体史や論文があれば購入する、またはコピーを行うなどして文献を収集した。本研究に関連するテーマの書籍についても、同様の作業を行った。このような収集作業と併せて、集めた文献のデータベース化も進めることができた。なお、これらの自治体史や文献類は、勤務地である弘前市やその近隣地域では入手困難なものが多かったため、適宜、図書館や博物館などの関係機関へ赴き、調査を実施することができた。 このように、本年度は当該研究を進めていく上で不可欠な基礎作業を本格的に行い、来年度以降、論文等で研究成果を公表していくための土台作りができた。当該年度に想定していた研究の成果をあげることができたと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度に予定していた関連史料・文献の収集作業は進展しているが、東北地方全体を把握するには至っていない。特に、本年度は大雪の影響が大きく、実施できなかった調査もあったため、計画通りには研究を進められなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通り、引き続き関連史料・文献の収集を行っていく。また、本年度に予定している屋外での調査については、秋までに実施するなど、雪への対策も念頭に置いて調査計画を立てることとしたい。
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Research Products
(1 results)