2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23820061
|
Research Institution | Kanazawa Gakuin University |
Principal Investigator |
伊東 剛史 金沢学院大学, 文学部, 講師 (10611080)
|
Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
|
Keywords | 西洋史 / 国際情報交換 / イギリス / 動物 / 動物観 / 動物福祉 / 動物倫理 |
Research Abstract |
本研究計画の最終年度となる平成24年度は、ケンブリッジ大学図書館等で包括的な史料収集を行う一方、ヨーロッパ国際都市史学会(2012年9月プラハ)および環境史研究会ワークショップ(2012年10月(東京)において、研究報告を行った。また、これまでの研究成果をもとに下記の論文を発表した。(1)'Locating the transformation of sensibilities in nineteenth-century London', in P.J. Atkins (ed.), Animal cities: beastly urban histories (Aldershot: Ashgate, 2012). (2)「満ち溢れる禽獣―動物観の変容と都市のトポグラフィー」『金沢学院大学紀要―文学・美術社会学編』第11号(2013年3月)。(3)「動物園と近代ヨーロッパの自然科学」『歴史と地理―世界史の研究』231号 (2012年5月)。 これらの研究成果により、19世紀イギリスにおける長期的な動物観の変容と、その政治的、経済的、文化的な背景の一端を明らかにすることができたと考える。なお、本年度の研究成果および、そこから派生した研究の成果を、日本西洋史学会大会(2013年5月京都)およびISHPSSB国際大会(2013年7月モンペリエ)において行う予定である。また、単著 London Zoo, 1828-1859: cultural politics, public science and animal history の原稿完成をみた。来年度刊行される予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(8 results)