2012 Fiscal Year Annual Research Report
形状記憶チタン合金の侵入型元素添加によるナノドメイン形成と異常温度超弾性の解明
Project/Area Number |
23860021
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
田原 正樹 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教 (80610146)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | マルテンサイト変態 / 形状記憶合金 / 超弾性 |
Research Abstract |
本年度はナノドメインの安定性に及ぼす温度の影響を明らかにするために、透過型電子顕微鏡内で試料を冷却・加熱し、その場観察を行った。その結果、ナノドメインは低温で安定であり冷却により成長すること、高温にするとナノドメインは消滅することがわかった。この温度依存性はマルテンサイト相の生成に対する温度依存性から説明できる。 また、形状記憶特性の特異な試験温度依存性を解明するため、昨年度作製した引張応力下その場X線回折測定用治具を用いてその場測定を行った。その結果、形状記憶特性に異常が発生する温度はナノドメインの消滅する温度と同じであり、このときの変形は応力誘起マルテンサイト変態によって進行することが明らかになった。また、この応力誘起変態は通常の形状記憶合金とは異なり、時間依存性を伴うこともわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)