2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23860034
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
SHAO Huaiyu 九州大学, カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所, 助教 (20614697)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | 水素貯蔵材料 |
Research Abstract |
(1)様々な技術を用いて合成した異なるナノ構造のMgH2-Mgシステムの熱力学的特性の変化を検証し、エネルギー貯蔵用Mg系材料について概念実証ディスカッションを行った。様々なMg系システムを実験した結果、5-300nmの範囲では熱的安定性は触媒の添加やナノ構造の変化によらず一定である。この結果は、高温におけるエネルギー貯蔵の際、サイクル中の容量変化によって起こる温度や圧力のシステム制御不安を解消するものである。 (2) MgH2-SOFCシステムに基づく熱バランスの算定とモデリングを行い、 電気交換効率65%でも熱バランスは達成可能であることが判明した。 (3) ミリングプロセスにおけるMg-Co合金の形態及び構造形成について研究を行った結果、Mg-Co合金や粒子に残存するCoのように、0.5 h から 400 hへの形成メカニズムにおいて、異なる組成物や形態は、水素貯蔵性に大きく影響を及ぼすことが判明した。 (4)金属ナノ粒子からMg系水素貯蔵材料を合成し、Ni、 Cuの触媒効果を比較し、高圧DSC技術による熱脱着特性評価を行った。 (5)Mg系材料の熱伝導率は、エネルギー貯蔵への適用において極めて重要である。上記合成物質の熱伝導性について実験したところ、Mg単結晶の熱伝導率は(0001)、(1-100)、(11-20)と配向異方性が認められたが、金属結晶のように電子熱伝導が説明できるまでに至っていない。またボールミル試料とナノ構造試料の反応速度は良好であるが、熱伝導性は依然として悪い。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)