2012 Fiscal Year Annual Research Report
災害仮設住宅のための自助建設可能な木質系ボックスユニット構造の開発
Project/Area Number |
23860046
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
小澤 雄樹 芝浦工業大学, 工学部, 准教授 (50388120)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | 仮設住宅 / 木質系 / 自助建設 / 木造ラーメン / ツーバイフォー |
Research Abstract |
本研究は、災害発生後の仮設住宅としての利用を想定した、木質系ボックスユニット構造の建設技術開発を目的としている。本研究の特徴は、(1)木質系材料の利点を最大限利用し、(2)建設方法をマニュアル化し公開することで、(3)被災者自身による自助建設可能なシステムとして開発している点に大きな特徴がある。 研究最終年度である今年度は、特に構造性能確認の必要性が高いラーメン型モデルについて、①施工方法の再検討、②接合部の耐力実験、及び③数値解析による検討の3段階で検討を行った。 最初に施工方法の再検討を行った。昨年度実施した施工実験により、施工精度の改善、施工時間の短縮等が課題として挙げられた。施工プロセスを見直し、また1ユニットのラーメンモデルのフレーム数を7→4に減らすことで、施工精度改善を図りながら大幅な時間短縮が可能であること、また一般市民による自助建設が十分に可能であることを実物大モデルの施工実験により確認することが出来た。 次に、接合部の構造性能を把握するため、載荷実験を行った。スペーサーの有無、及び方杖の有無により4パターンについて試験体を作成し、それぞれの接合部の構造挙動を把握した。またその結果を受けてFEMによる数値解析を実施することで、本モデルがラーメン構造として十分な構造性能を有することを確認した。 施工方法についてはマニュアル化がほぼ完成しており、今後Web等で公開予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)