• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2011 Fiscal Year Annual Research Report

磁気ピンセットによるマウス胚左右軸決定におけるノード流の作用機構の解明

Research Project

Project/Area Number 23870018
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

篠原 恭介  大阪大学, 生命機能研究科, 助教 (20527387)

Keywords繊毛
Research Abstract

23年度は磁気ピンセットにより一方向に制御された力を細胞にかけるためには、ノード脇のメカノセンサーと考えられている個々の繊毛に対して少数の磁気ビーズを付着させる試みを行った。磁気ビーズ表面の一部分のみにセンサー繊毛と結合する官能基を修飾し、接着する確率を抑える必要がある。そこで先行研究で報告されているスポットラベル法[Hill et al Biophys. J. 9857-66(2010)]を参考にしてセンサー繊毛に磁気ビーズを付着させることを試みた。表面にStreptavidinを修飾したマイクロ磁気ビーズ(Dynal/Invitrogen社製)をガラス基板上に置き、その上から金をコーティングする。この時ガラス基板の接触しているわずかな表面積を除き、磁気ビーズ表面は金の薄膜でコーティングされる。次にチオール基を持つポリエチレングリコール:Thiol-PEG, Nektar Therapeutics社製)をビーズ表面にコーティングさせることでビーズ表面の一部のみがAvidinを持つ状態となる。ノード繊毛表面はあらかじめbiotinylated wheat-germ agglutinin(b-WGA ; Vector Laboratories, USA)を培養液に混ぜインキュベーションすることでセンサー繊毛表面がBiotinを担持する状態にしておく。ここにAvidin化された磁気ビーズを導入することでAvidin-Biotinの結合力により1本の繊毛限られた少数の磁気ビーズのみを付着させることができる。実験の結果磁気ビーズを接着させることには成功したが予想よりも多くのビーズが付着し凝集してしまい繊毛細胞の性質に影響を与えてしまうこととなった。今後はビーズの最適な濃度の検討し細胞に影響をしない実験条件を探すことが必要となる。
なお、本研究課題は24年度の若手Bが採択されたため、途中で辞退することとなった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Two rotating cilia in the node cavity are sufficient to break left-right symmetry in the mouse embryo2012

    • Author(s)
      Kyosuke Shinohara etal
    • Journal Title

      Nature Communications

      Volume: 3 Pages: 622

    • DOI

      doi:10.1038/ncomms1624

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-16  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi