2012 Fiscal Year Annual Research Report
Rab Gタンパク質によるTORキナーゼ複合体TORC2の制御
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23870019
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
塩崎 一裕 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00610015)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | TOR / TORC2 / Rabタンパク質 / 分裂酵母 |
Research Abstract |
本研究課題の目標1では、Gタンパク質であるRyh1がTOR complex 2 (TORC2)を活性化する分子機構を解明する。予備実験からRyh1の新規エフェクター分子であるSec21の関与が示唆されていた。TORC2の活性化におけるSec21の役割を調べるため、前年度に単離したsec21-3およびsec21-4変異株でTORC2依存的なGad8キナーゼのリン酸化を測定したところ、顕著な低下は見られず、Ryh1がSec21と独立にTORC2を活性化していることが示された。 目標2においては、Ryh1以外の新しいTORC2活性化因子の探索を行った。前年度の結果から、Rabファミリー低分子量Gタンパク質の一つであるYpt4の関与が示唆されたため、引き続きその解析を行った。ypt4遺伝子破壊株を作成して、TORC2依存的なGad8キナーゼのリン酸化を測定したところ、野生株と顕著な差は見られなかった。しかしながら、ryh1とypt4の二重遺伝子破壊株を作成したところ、Gad8のリン酸化がryh1一重変異株よりもさらに低下しており、Ypt4がRyh1と共にTORC2の活性化に貢献していることが明らかになった。加えて、分裂酵母遺伝子破壊株ライブラリー(Bioneer社)の新規スクリニーングにより、TORC2欠損株と同様のストレス超感受性・不稔性を示す株を複数同定することができ、TORC2活性化に関わる遺伝子候補と考えられる。これらの株でTORC2依存的なGad8のリン酸化の減少が確認できれば、TORC2活性化におけるそれら遺伝子の役割が確認できる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)