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2012 Fiscal Year Annual Research Report

カキ培養細胞を用いたノロウイルス濃縮法の開発

Research Project

Project/Area Number 23880026
Research InstitutionFukuoka Women's University

Principal Investigator

小林 弘司  福岡女子大学, 文理学部, 講師 (00610255)

Project Period (FY) 2011-08-24 – 2013-03-31
Keywords食中毒 / ノロウイルス / 濃縮法 / 検出法 / 細胞培養
Research Abstract

日本において, ノロウイルス (NV) 食中毒事件は社会的な問題になっている. NV食中毒の原因 食品は, 主にカキなどの二枚貝であるが,近年は, 青果物によるNV食中毒事件も報告されている. 現在, 糞便からのNV検出にはRT-PCR法が用いられているが, 食品検査に応用した場合, 食品マトリ ックスの影響を受けることや, 食品のNV汚染濃度が少ないなどの理由により, 十分な検出感度が達成されていない. このため, 安全な食品を提供するためには, 食品の前処理や試料中からのNV濃縮 法の開発を含めた検査法の開発が急務である. 本研究は, NV濃縮法について, NVを体内で濃縮すると考えられているカキの中腸線由来の培養細胞株の樹立を試み,さらにその細胞を用いたNV濃縮法を開発することを目的としている.
本年度は,昨年に条件を決定した培養条件でのカキ中腸線由来細胞の大量培養を行なった。まず,カキ培養細胞の継代にかかる期間は2~6週間程度かかること,研究で用いるマガキ (Crassostrea gigas) が入手可能な期間が、10~3月であることを考慮し、研究室内でのマガキ飼育法を検討し,細胞の大量培養の準備を行なった。その結果、人工海水として、リーフクリスタル(インスタントオーシャン社)を18℃における比重が1.025となるように調製し、エサとしては植物性プランクトンであるナノクロロプシス,テトラセルミスおよびイソクリシスを含むフィトプレックス(ケントマリン社)を50 L 水槽に対して、2日間に5 mlずつ与えることにより,市販のカキは6ヶ月以上生存し、その間の個体の重量の現象も5%程度であることを確認した.また,細胞培養条件の再検討を行なった結果,コラーゲンI型でコーティングした容器を用いることにより,初代培養における細胞の付着が促進されることを見いだした.

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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