2012 Fiscal Year Annual Research Report
低酸素領域への効果的時間治療を目的とした腫瘍内細胞時計振動分布の解明
Project/Area Number |
23890002
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
増渕 悟 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (80362771)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | 概日リズム / 癌 / 低酸素 |
Research Abstract |
大腸癌細胞リズムモニタリングのためにDBPpromoter-luciferase遺伝子コンストラクトをHCT116細胞株に導入、G418でセレクションし単一クローン由来のステーブルセルラインを作製した(HCT116:DBP-luc)。発光リズム解析によりこの細胞株は血清刺激により4週期以上続く内因性リズムを示すことが明らかとなった。また、癌の時間治療を想定して様々な時計位相(血清刺激後38-56h後)でヒートショック(43度1h)を与えたがHCT116:DBP-luc発振する概日リズムは、ヒートショックによってシフトしないことを見出した。さらにこの細胞を基にして癌組織内酸素勾配および概日リズムを同時にモニタリングするために細胞株を樹立した。これはHCT116:DBP-lucに低酸素をモニタリングするためのhypoxia responsive element(HRE)-GFP-puromycin耐性遺伝子コンストラクトを導入しpuromysinセレクションで得られた単一クローン由来のステーブルセルラインである。また、DBPpromoter-luciferaseとHRE-GFPを一度に導入しセルラインを樹立するための遺伝子コンストラクトをデザイン、作製した。また癌組織低酸素を模した3次元培養(スフェロイド)を作製、観察するために低接着コーティング(poly-HEMA)した培養皿上での培養技術を樹立した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)