2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23890038
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤幸 知子 東京大学, 医科学研究所, 助教 (50610630)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | ニパウイルス / 膜タンパク質 / 糖タンパク質 / 細胞内局在 / 細胞内輸送 |
Research Abstract |
1. ニパウイルス膜タンパク質の細胞内局在の解析 ニパウイルス膜タンパク質G(Glycoprotein)の細胞内での挙動を理解するため、Gと赤色蛍光タンパク質の融合タンパク質(G+mRFP)とオルガネラマーカー+GFPの融合タンパク質を上皮系細胞へトランスフェクションによって共発現させ、共焦点蛍光顕微鏡で観察した。また、我々が作出したGの常時発現細胞を用いてGおよびオルガネラマーカータンパク質の蛍光抗体染色を行った。その結果、Gは小胞体およびゴルジ体に局在することが示された。Gは核膜近傍にも検出されたが、細胞小器官分画による生化学的解析では核膜画分には検出されなかったことから、Gの核膜近傍での局在部位は粗面小胞体の一部である可能性が高い。これらの結果から、Gは宿主膜タンパク質と同様の経路で細胞内輸送されると考えられる。 2. ニパウイルス膜タンパク質の変異体を用いた解析 Gの細胞内輸送に必要なGの領域を見出すため、Gの部分欠損体を作出し、mRFPとの融合蛋白として培養細胞へ発現させて細胞内での挙動を調べた。その結果、細胞質ドメインおよび膜貫通ドメインを欠損すると変異体タンパク質は細胞質に広がったことから、この領域が小胞体・ゴルジ体への局在に必要であると示唆された。膜タンパク質の細胞内輸送シグナルは一般に細胞質ドメインにあることから、この結果は妥当である。一方、細胞外領域の一部を欠損したGは、粗面小胞体への局在がより顕著になったのに対し、ゴルジ体への局在は見られなくなった。したがって、この領域は小胞体からゴルジ体への輸送に必要であると考えられた。Gの細胞外ドメインが細胞内輸送にどのように影響を及ぼすのかは今後の課題である
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Mobile Genetic Element SCCmec-encoded psm-mec RNA Suppresses Translation of agrA and Attenuates MRSA Virulence.2013
Author(s)
Kaito C, Saito Y, Ikuo M, Omae Y, Mao H, Nagano G, Fujiyuki T, Numata S, Han X, Obata K, Hasegawa S, Yamaguchi H, Inokuchi K, Ito T, Hiramatsu K, Sekimizu K
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Journal Title
PLoS Pathogens
Volume: 9
Pages: e1003269
DOI
Peer Reviewed
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