2012 Fiscal Year Annual Research Report
歯根膜特異的分子PLAP-1の遺伝子多型による歯周炎炎症反応制御
Project/Area Number |
23890109
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
梶川 哲宏 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (90611252)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | PLAP-1 / 歯周炎 / 遺伝子多型 / 疾患感受性 / 歯根膜 |
Research Abstract |
1) 培養歯根膜細胞を用いたLPS誘導性炎症性サイトカイン分泌量の検討 PLAP-1 KOマウス由来の歯根膜細胞株については、培養システムの問題から樹立に成功しなかった。現在、樹立方法を改良し、in vitro PLAP-1 KOマウス解析システムの構築を引き続き実験計画中である。 2) PLAP-1遺伝子多型がLPS誘導性炎症性応答へ与える影響の検討 当教室でcDNAクローンの単離に成功しているD13型PLAP-1、D14型PLAP-1のcDNAを用いて、アデノウイルス作製のために必要なD13型PLAP-1、D14型発現コスミドベクターを作製した。作製したD13型PLAP-1、D14型PLAP-1発現コスミドベクターをHEK293細胞株にトランスフェクションし、一次ウイルスの作製を行った。HEK293細胞株に一次ウイルスを感染させることで、二次ウイルスを作製した。続いてD13型PLAP-1、D14型PLAP-1を発現する三次ウイルス、四次ウイルスを同様の方法で作製した。作製した四次ウイルスを、当研究室で樹立したPLAP-1 KOマウス由来のMEF細胞に感染させ、ウェスタンブロッティング法により培養上清中にPLAP-1タンパクが発現していることを確認した。さらに、このPLAP-1発現ウイルスを感染させたMEF細胞にBMP-2刺激を行い、ターゲット遺伝子であるId-1のmRNA発現をリアルタイムPCR法で定量し、これまで当教室で行ってきた報告と同様に、ウイルス由来PLAP-1がBMP-2の機能を抑制することを示した。現在、このウイルスを増殖、精製し、PLAP-1 KOマウスへ適用させ、in vivo 歯周炎PLAP-1遺伝子多型解析モデルの構築と解析を実験計画中である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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