2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23890196
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
田中 謙光 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (00610049)
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Keywords | ヒアルロン酸 / アパタイト / 骨補填材 |
Research Abstract |
本研究の科研費(研究活動スタート支援)の採択通知をもって、アパタイトコートヒアルロン酸(ACH)が歯科診療に応用できるかどうか調べるために、主に犬を使って歯科臨床と同じように、抜歯窩モデルでその骨補填材としての効果を検証した。健常な体重約10kgのビーグル犬5匹を用いて、全身麻酔下にてビーグル犬の下顎骨に抜歯後欠損を作製後、抜歯窩にACHを充填後、抜歯窩の歯肉を縫合する。対照群は抜歯後何も補填せず、抜歯窩の歯肉を縫合した。6、8週目の骨形成状態をCTにて骨形成状態の評価と、H-E染色による組織標本によって骨形成状態の評価を行い、新生骨の誘導を証明することか・て・きた。本研究か・臨床的に注目される内容て・示あることか・示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画て・は初年度は動物実験における初期結果を得ることか・一つの到達点て・あり、初年度において抜歯窩の新生骨の獲得を確認て・きたことは満足いく結果といえる。しかしなか・ら、最終的な段階としては、評価の規格化がえられず、新生骨の定量化ができなかった。今回の初期研究て・の進展は、今後のアパタイトコートヒアルロン酸の応用への大きなステッフ・を踏むことか・て・きたと考えられる。今年度は実験計画を改め、再度今後の研究に関して新たね視点て・の研究計画または評価か・期待て・きるものて・ある。
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Strategy for Future Research Activity |
今回のアパタイトコートヒアルロン酸の抜歯窩の新生骨の検討を行ったため、窩洞に対する新生骨の定量化か・不明て・あり、今後は実験の規格化を行えるように、歯槽骨、顎骨骨欠損のモデルでその骨補填材としての効果を検証することを目的とし、骨欠損部分を調整し、効率的な新生骨の定量化獲得に向けた要件を検討する。初年度と同様に動物実験にて獲得新生骨量を評価し、最適な要件を具備した実験の規格を開発する。本研究においては、各々の動物実験の結果を随時、国内外の関連学会て・発表を行うと共に、口腔外科またはインフ・ラント関連雑誌への投稿も並行して行う予定て・ある。これらの報告て・得られる他研究者からの意見、また査読員のコメントも今後の研究に反映させ、より臨床的意義の持つ研究に位置つ・けていく予定て・ある。
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