2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23890196
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
田中 謙光 東北大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (00610049)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Keywords | ヒアルロン酸 / アパタイト / 骨芽細胞 / 骨造成 |
Research Abstract |
1,実験材料:健常な体重約10kgのビーグル犬10匹を用いる。動物飼育については九州歯科大学動物実験施設において行われ、同施設の規定を遵守した。2.実験方法:イヌの抜歯窩モデルを用いたin vivoによるACHによる骨補填後の骨形成の検討を行った。全身麻酔下にてビーグル犬の下顎骨に抜歯後欠損を作製後、抜歯窩にACHもしくはASを充填後、抜歯窩の歯肉を縫合する。対照群は抜歯後何も補填せず、抜歯窩の歯肉を縫合した。6、8週目の骨形成状態をCTにて骨形成状態の評価と、組織標本による骨形成状態の評価を行う。実験は対照群(Sham群)、実験群(AS群、ACH群)の三群に分け、治癒期間を6週、8週群(各群:5匹)とした。3.評価方法:1)エックス線学的評価A. 単純エックス線:人工骨と母骨の間隙に新生された骨の硬化度を判定した。B. マイクロフォーカスX線CT:新生骨部および人工骨内部の微細構造を評価し、定量的に評価した。2) 組織学的評価→摘出標本をホルマリンにて7日間固定し、MMA樹脂包埋による脱灰、非脱灰標本を作製し約5μmに薄切。H-E染色を行い、組織学的評価した。4結果:マイクロフォーカスX線CT、HE染色にて骨形成状態の評価を行い、新生骨の誘導を証明することができた。本研究は骨移植に伴う採骨部の侵襲を回避することができ、さらに早期に抜歯窩治癒を獲得できることで、臨床的に注目される内容であることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)