2011 Fiscal Year Annual Research Report
放電陽極酸化処理によるチタンインプラント周囲組織の酸化ストレス抑制
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23890208
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
村上 明日香 昭和大学, 歯学部, 兼任講師 (70611218)
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Keywords | チタン / インプラント / 表面処理 / 酸化ストレス |
Research Abstract |
本研究の目的は,放電陽極酸化によるチタン製インプラントの表面処理により,周囲組織細胞の酸化ストレス抑制と生体適合性向上を達成し,インプラント補綴治療の応用範囲を拡大することである.表面研磨チタン,陽極酸化チタン,大気加熱チタンおよび陽極酸化処理後に大気加熱したチタンをX線回折で表面分析.また,これらチタン試料を大気中で保管し,ヒドロキシラジカルや親水基の発生を,X線光電子分光分析法を用いて経時的に測定.同時に,各試料表面の経時的な親水性の変化と有機炭化水素の吸着を測定.マウスの頭蓋骨から採取した骨芽細胞をチタン試料表面で培養し,回収した細胞内総グルタチオン(還元型+酸化型)定量により,チタン試料表面の化学構造と酸化ストレスを経時的に評価した.さらに培養骨芽細胞のmRNA発現量をリアルタイムPCRで定量すると同時に,in vitroでチタン試料表面に析出した石灰化物を。Energy Probe Micro Analyzerやレーザーラマン分光法で分析.セルラインで購入できる内皮細胞,マクロファージ,上皮基底細胞をチタン試料表面で培養し,総グルタチオン量を定量.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験計画の若干修正する必要があったが,交付申請書の研究実施計画をほぼ終了することができた.
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Strategy for Future Research Activity |
酸化ストレス減少によるチタンインプラントの生体適合性を評価できる実験モデルを確立する。
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Research Products
(1 results)