2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
疼痛シグネチャーを用いた身体的痛みの社会的機能の検証
Project/Area Number |
23H00075
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 10:Psychology and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
柳澤 邦昭 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (10722332)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中井 隆介 京都大学, 人と社会の未来研究院, 特定准教授 (10576234)
杉浦 仁美 近畿大学, 経営学部, 講師 (10761843)
浅野 孝平 大阪総合保育大学, 児童保育学部, 教授 (50713319)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、身体的痛みが他者との関係の中でどのように成立しているのかについて、その神経基盤の解明を目標とする。fMRIを用いた脳計測技術を用い、「疼痛シグネチャー」をキーワードとし、痛みの脳科学的基盤を全脳での脳活動を統計的に解析することで探ろうとする計画である。身体から心理へと痛みを拡張する試みではなく、むしろ分離しようという視点が特徴となる。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
身体的な痛みと社会的痛みとの接続を試みようとする研究は従来より検討されてきた視点ではあるが、本研究計画では、この関係を再検討することで、両者の関係を分離しその神経基盤を明らかにすることが期待される。MVPAを用いたMRIの全脳解析も明快であり、疼痛シグネチャーのオープンソース化も本研究領域への大きな貢献となりその成果が期待される。
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