2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
Λ粒子を用いて原子核内でのバリオンの構造変化をつきとめる
Project/Area Number |
23H00102
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 15:Particle-, nuclear-, astro-physics, and related fields
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
田村 裕和 東北大学, 理学研究科, 教授 (10192642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鵜養 美冬 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 研究機関講師 (30420053)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Summary of the Research Project |
原子核内の核子のふるまいが自由空間にある場合とどのように異なるかという本質的な問いに答えるため、原子核内にΛ粒子をプローブとして入れてその磁気モーメントとベータ崩壊率の精密測定を行う。より具体的には、J-PARC E63実験(精密γ線分光による核内Λ磁気モーメント測定実験)を実施するとともに、シミュレーション研究で実現可能である「核内Λ粒子のベータ崩壊率測定実験」の準備を行う。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
原子核内での核子のふるまいや性質の理解はハドロン・原子核物理における本質的かつ重要な研究である。Λ粒子を用いた原子核内部の研究は、独自性、独創性に優れものである。研究のねらいは明確に述べられており、実験計画もこれまでの開発実績に基づくよく練られたもので、具体的に記述されている。本研究の成果がハイパー核研究の発展にも寄与すると期待できる。
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