2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
世界体積ハイブリッドモンテカルロ法によるQCDの相構造と実時間ダイナミクスの解明
Project/Area Number |
23H00112
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 15:Particle-, nuclear-, astro-physics, and related fields
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
福間 将文 京都大学, 理学研究科, 准教授 (10252529)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滑川 裕介 広島大学, AI・データイノベーション教育研究センター, 特任助教 (00377946)
金森 逸作 国立研究開発法人理化学研究所, 計算科学研究センター, 研究員 (60399805)
加堂 大輔 明治学院大学, 情報数理学部, 准教授 (90447219)
大西 明 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (70250412)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Summary of the Research Project |
本研究は、量子色力学(QCD)の理論研究で第一原理計算の大きな障害となってきた符号問題・エルゴード性の問題を解決する方法として、応募者らが開発した「世界体積ハイブリッドモンテカルロ法」を採用し、「有限温度・有限密度QCDの相構造」および「QCDの実時間ダイナミクス」の課題に数値計算を用いて取り組む研究である。
|
Scientific Significance and Expected Research Achievements |
本研究によって、これまで進展が難しかった有限密度でのQCDの研究が大きく進むことが期待できる。更に、本研究によって世界体積ハイブリッドモンテカルロ法による第一原理計算の有用性が示されれば、QCDの研究だけにとどまらず、素粒子・原子核・宇宙物理学などの分野への応用も進み、大きな波及効果が見込める。
|