Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究はX線の結像を可能にする、大開口の大型高精度ウォルターミラーの開発を課題としている。室温電鋳法および白色分光干渉膜厚分布計測を利用した高精度加工・計測システムを開発し、加工量分布をモニターしながら形状修正してミラーを作製すること、作製したミラーをX線望遠鏡およびX線顕微鏡へ適用することを研究計画としている。
X線光学の発展に不可欠なX線ミラーの高精度化は、天文学や放射光科学の基盤を支える技術のひとつであるとともに、それらの発展を通じて天体観測、高速イメージング、生体細胞観察、材料の非破壊測定技術など、広い分野にその成果が波及することが期待される。