2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
データ駆動型ナノスケール直視観察法の開発と変形・破壊機構解明への応用
Project/Area Number |
23H00238
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 26:Materials engineering and related fields
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
村山 光宏 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (90354282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 光 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (50735587)
井原 史朗 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (60909745)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、材料の変形・破断のダイナミクスをリアルタイムかつマルチスケールで直接観察が可能な走査透過電子顕微鏡(STEM)技術の開発によって解明するものである。開発されたSTEM技術により、特異な力学特性を有する超微細粒金属材料の変形・破壊の素過程を明らかにすることによって、破断に至る変形機構を解明することを目的とする。また、金属以外の構造材料である結晶性ポリマーについても延性破壊機構の解明を行う。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
本研究によって、従来、時間分解能が低く、その場観察に不向きであった走査透過電子顕微鏡(STEM)の高速化が可能となり、国産機初のリアルタイム走査透過電子顕微鏡が実現される。また、STEM技術の高速化とともに機械学習手法を組み合わせた先進的なデータ処理技術を構築することによって、長時間の電子線照射を苦手とする結晶性ポリマーについても、その場観察による延性破壊機構の解明が期待される。
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