反応平衡制約からの解放を実現する触媒粒子内の反応分離機能制御

2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results

• Project/Area Number: 23H00243
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 一般
• Review Section: Medium-sized Section 27:Chemical engineering and related fields
• Research Institution: Tohoku University
• Principal Investigator: 北川 尚美 東北大学, 工学研究科, 教授 (00261503)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 高橋 厚 東北大学, 工学研究科, 准教授 (60357366) ; 廣森 浩祐 東北大学, 工学研究科, 助教 (80828062)
• Project Period (FY): 2023-04-01 – 2026-03-31

Summary of the Research Project

多孔質陽イオン交換樹脂を触媒として用いるエステル合成反応において、平衡の制約が克服され転化率の著しい向上が見られるという現象に対して、メカニズムを解明し数理モデルの構築を行う。

Scientific Significance and Expected Research Achievements

樹脂内部に複数の相が共存し、原料・生成物・副生成物が次々に相間を移動することで、平衡論の制約が突破されているこの現象について、化学工学的な解明と記述、副生成物である水除去による更なる反応速度向上を目指している。また、数理モデル化を含めた化学工学的解明・記述、一般化を目的としており、その成果が期待できる。