2023 Fiscal Year Comments on the Screening Results
自然免疫応答の起点となるリソソーム ーリソソーム環境場の重要性ー
Project/Area Number |
23H00366
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 43:Biology at molecular to cellular levels, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
清水 敏之 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (30273858)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 琢磨 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (30554505)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Summary of the Research Project |
本研究は、物質分解を担うオルガネラであるリソソームを核酸認識Toll like receptorが機能するための場としてとらえ、その恒常性を維持する分子および核酸のプロセシングに関わる分子に注目する。構造科学的に分子実態を解明する「原子・分子レベルからのアプローチ」と、免疫学的にリソソームを場とした自然免疫応答を解明する「細胞レベルからのアプローチ」の両輪により明らかにしていくことを目指す。
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Scientific Significance and Expected Research Achievements |
リソソームを情報変換の場として新たに捉え直し、構造と細胞機能解析の両側面から自然免疫応答の仕組みの解明を目指す独創性の高い研究である。応募者の優れた研究成果に立脚した計画であり、構造解析と免疫学的・細胞生物学的解析との連携体制も整っている。応募者は十分な研究遂行能力を有しているため、本研究により当該分野の大きな進展が期待できる。
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