Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
応募者らが開発したライブイメージング技術SCLIMを駆使し、酵母細胞、動物細胞、植物細胞における小胞体とゴルジ体の境界領域、ゴルジ体内、TGNおよびポストゴルジ区画の3点に注目し、そのダイナミクスと生物種を超えた共通原理の解明を目指している研究である。
独自の顕微鏡システムを開発することにより初めて解析が可能になる次元の研究であり、その意味で無二の研究である。2013年に関連研究がノーベル賞を受賞したことに象徴されるように、細胞生物学の非常に重要な課題であり、応募者の研究遂行能力を鑑みると、着実な成果が期待できる。また、酵母・動物・植物の比較解析によって統合的・根源的な理解に繋がる成果が得られることが期待できる。