2023 Fiscal Year Annual Research Report
障害のある児童生徒の図画工作・美術科における好奇心アセスメントの開発
Project/Area Number |
23H05052
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
横山 由季 広島大学, 附属東雲小学校, 教諭
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 知的障害 / 好奇心 / 図画工作 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究課題名は,障害のある児童生徒の図画工作・美術科における好奇心アセスメントの開発であった。近年,好奇心に基づいた探究力の強化が目指され(内閣府,2021),児童生徒の主体性を引き出す指導が求められている(文部科学省,2018)。好奇心は,新しい情報を獲得したい内発的な欲求で,動機づけや探究の源とされている(Silvia,2012)。欧米では,好奇心を高める指導や好奇心測定尺度の研究がさかんである(Clark, Harbaugh & Seider,2019; Kashdan et al.,2009)。日本は,1970年代から知的好奇心の育成が提起され(波多野・稲垣,1973),西川(2021)により好奇心の個人差の測定尺度が開発されているが実証的研究は少ない。 そこで本研究の目的は,発達障害や知的障害のある児童生徒の創造活動における好奇心の特徴を教師評定により測る尺度を開発すること,そして,本尺度を,主体的な学びが実現できる授業づくりの指標とすることであった。 その結果,知的障害のある児童の好奇心が高まる創造活動の開発や探究を深める様子の分析,考察を行うことができた。好奇心を育む要因として交流方法や場の創出などが挙げられた。しかし,尺度の開発までには至らなかったため今後の課題である。 研究成果発表として,日本特殊教育学会第61回大会,日本LD学会第32回大会にてポスター発表を行った。また,InSEA World Congress 2023(トルコ)にて口頭発表(オンライン)を行った。
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Research Products
(4 results)